こんにちは!どこでもパソコン教室 四日市です。
今回の授業は、ショートカットキー Windowsキー+Uのご紹介です!
Windows 10では『簡単操作』、Windows 11 では『アクセシビリティ』設定画面を表示して〝自分だけの使いやすさ〟に設定できます。
Windowsキーとは、Windows パソコンの基本的にキーボード左下にあります、Windowsのロゴのあるキーのことです。
そのまま押しますと「スタートメニュー」が開きます。
Windowsキー+U は、どういう機能をショートカット(近道)してくれますか?
Windows 10では『簡単操作』、Windows 11では『アクセシビリティ』の設定定画面を表示します。
💻パソコンの「視覚=見やすさ」「聴覚=聞きやすさ・字幕」「操作=使いやすさ」を設定できる機能です♪
💻パソコンはそのままでも便利なのですが、自分にとって使いやすいようにカスタマイズできるというイメージでしょうか?
そのとおりです!
今回はWindows 10の画面で解説しますけれども、Windows 11でも同じ設定が多くありますのでご参考くださいませ。
具体的には、次の13種類の設定ができます。
「視覚」
• ディスプレイ
• マウス ポインター
• テキスト カーソル
• 拡大鏡
• カラー フィルター
• ハイ コントラスト
• ナレーター
「聴覚」
• オーディオ
• 字幕
「操作」
• 音声認識
• キーボード
• マウス
• 視線制御
とても嬉しくて楽しい機能が満載ですね♪
けれども、いろいろ自分でさわってどうなるか不安かも……😅
それでは、今回の授業は Windowsキー+U で表示します「簡単操作」の使い方や設定方法について解説します!
簡単に使える便利な機能をご紹介しつつ、設定することで実際にどういう状態になるかもご覧いただけますので、どうぞ最後までご受講ください。
“Unread”を意味するショートカットキーです。
[Windows]キー +[U]:ウィンドウズ キー・ユー
『簡単操作』でパソコンの「視覚」「聴覚」「操作」がより使いやすくなる!
Windowsキー+U を押すと、Windows 10では『簡単操作』の設定画面を表示します。
簡単操作とは、💻パソコンの「視覚=見やすさ」「聴覚=聞きやすさ・字幕」「操作=使いやすさ」を設定できる機能です♪
例えば、「🤔もう少し文字が大きい方が見やすいかな?」など、アクセシビリティといわれます「利用しやすさ」をご自身に合わせてカスタマイズできます。
左側で設定する機能を🖱クリックして選択 ➡ 右側で設定します。
- Windows ロゴの[スタート]ボタンを🖱クリックします。
- 「⚙」歯車の[設定]ボタンを🖱クリックします。
- 「設定」ウィンドウが表示されますので、一覧の中の「簡単操作」を🖱クリックします。
13種類の設定があります。
👇一つずつ解説していますので、気になる設定をぜひお試しください!
「視覚」=見やすさを設定する7種類
❶ ディスプレイ
ディスプレイ(画面表示)を見やすくする4つの設定があります。
• 文字を大きくする
• 全体を大きくする
• 全体を明るくする
• Windows のシンプル化と個人用設定
文字を大きくする
- スライダーを🖱ドラッグして、100%~225%まで文字を大きくできます。
- お好みの大きさに調整できましたら、[適用]を🖱クリックして設定完了です。
※設定中に全画面表示で お待ちください となって、少し驚かれるかもしれませんがそのまま数秒待ちましょう
100%と200%で文字表示の状態を見くらべてみましょう!
全体を大きくする
コンボ ボックスの中から選択することで、100%~175%まで全体を大きくできます。
100%と175%で画面表示の状態を見くらべてみましょう!
全体を明るくする
スライダーを🖱ドラッグして、0%~100%まで全体の明るさを変更できます。
0%と100%で画面表示の状態を見くらべてみましょう!
「😨真っ暗になったらどうしましょう」と不安でしたけれど、0%でもうっすら見えますのでご安心を😊
Windows のシンプル化と個人用設定
画面の動きやデザインなどをお好みにできる5つの設定があります。
見た目や動きが楽しい反面、💻パソコンの動作が重くなってしまうことがありますので、取捨選択して使用することをオススメします。
1⃣ Windows にアニメーションを表示する
ウィンドウやメニューの動きがアニメーションになります。
🖱クリックで[オン][オフ]を切り替えます。
ほんの一瞬の動きですので、💻パソコンの動作の軽さを重視される場合はオフがオススメです。
2⃣ Windows の表示に透明性を適用する
ウィンドウなどが部分的に透明になり後ろが透けて見えます。
🖱クリックで[オン][オフ]を切り替えます。
複数のウィンドウを表示しているときは、「あっ、そういえば○○も開いていた」と気づけて便利ですけれども、💻パソコンの動作の軽さを重視される場合はオフがオススメです。
3⃣ Windows のスクロール バーを自動的に非表示にする
スクロール バーの非表示・表示の設定を、🖱クリックで[オン][オフ]を切り替えます。
オン | スクロール バーを自動的に非表示にします。 🖱マウス ホバー*や🖱クリックしたときに表示されます。 *マウス ホバーとは…🖱クリックするのではなく、対象にマウス ポインター(マウスで動く矢印)を重ね合わせることです。 |
オフ | スクロール バーを常に表示します。 邪魔に感じることもありますけれども、バーの長さから見えていない箇所を含めた情報量を想定できるという利点もあります。 |
4⃣ 通知を表示する長さ
通知とは、💻パソコンのシステムやアプリ(アプリケーション ソフトウェア)などからのお知らせです。
短い♪メロディとともに急に現れ、そして去っていく通知……。
それもそのはず、デフォルト(既定の設定)が〝5秒〟だからです😄
コンボ ボックスの中から、お好みの長さを選択できます。
について詳しく解説している授業です。
5⃣ デスクトップの背景画像を表示する
〝壁紙〟とも呼ばれますデスクトップの背景画像を、🖱クリックで[オン]=表示 /[オフ]=非表示を切り替えます。
オフは本当に真っ暗になりますので、ちょっと怖い(!?)です😅
撮影した写真も設定できます。
❷ マウス ポインター
マウス操作や画面をタッチした時の反応を見やすくする2つの設定があります。
• ポインターのサイズと色を変更する
• タッチのフィードバックを変更する
ポインターのサイズと色を変更する
マウス ポインターとは、🖱マウス操作で動く矢印で、状況によって「I」や「+」などの形になります。
ポインターのサイズと色をお好みにできるそれぞれの設定があります。
画面上でのポインターの〝現在地〟が分かりやすくなり、プレゼンや授業などで誰かに説明するときに便利です。
1⃣ ポインターのサイズを変更する
スライダーを🖱ドラッグして、1~15の間でポインターのサイズを変更できます。
1と7と15で画面表示の状態を見くらべてみましょう!
デフォルト(既定値)は1です。
2⃣ ポインターの色を変更する
🖱クリックで選択して、4種類の中からポインターの色を変更できます。
「カスタム」ではお好きな色にできますので、気分転換にもなりますよ!
タッチのフィードバックを変更する
タッチ スクリーンの機種で、画面をタッチした箇所にグレーの円を表示する機能です。
🖱クリックで[オン][オフ]を切り替え、さらに「✓」チェックをすることでより目立たせることができます。
- Windowsキー+Iを押す
- 「設定」画面が表示されるので[システム]を🖱クリックする
- 「システム」画面の一番左下[詳細情報]を🖱クリックする
- 右側の「ペンとタッチ」の情報で確認
私の💻パソコンは、タッチ スクリーンではありません…😅
❸ テキスト カーソル
テキスト カーソルとは、文字の入力箇所を示す「|」縦棒の形をしたもので、通常〝カーソル〟と呼ばれます。
「|」カーソルを見やすくする2つの設定があります。
• テキスト カーソル インジケーターを使用する
• テキスト カーソルの外観を変更する
テキスト カーソル インジケーターを使用する
テキスト カーソル インジケーターとは、「|」カーソルの上下に表示されて位置を分かりやすくするものです。
テキスト カーソル インジケーターを有効にする
テキスト カーソル インジケーターを有効にするには、🖱クリックで[オン]に切り替えます。
華やかに見やすくなりますね。
テキスト カーソル インジケーターのサイズを変更する
スライダーを🖱ドラッグして、1~5の間でポインターのサイズを変更できます。
1と3と5で画面表示の状態を見くらべてみましょう!
デフォルト(既定値)は3です。
推奨されるテキスト カーソル インジケーターの色
🖱クリックで選択して、7種類の中からポインターの色を変更できます。
さらに「ユーザー設定の色を選択する」を使用できますので、お好きな色も選択できます!
テキスト カーソルの外観を変更する
テキスト カーソルとは、文字を入力する箇所にある縦棒「|」👈カーソルのことですけれども、太さを変更できるのをご存知でしょうか?
テキスト カーソルの太さを変更する
スライダーを🖱ドラッグして、1~20の間でテキスト カーソルの太さを変更できます。
1と10と20で画面表示の状態を見くらべてみましょう!
デフォルト(既定値)は1です。
❹ 拡大鏡
🔎虫眼鏡を使用するように拡大鏡で見たい箇所を拡大する3つの設定があります。
• 拡大鏡の使用
• 拡大鏡ビューの変更
• 読み取り
拡大鏡の使用
拡大鏡をオンにする
🖱クリックで[オン]にすると、拡大鏡が表示されます。
マウス ポインターの動きに合わせて🔎虫眼鏡のように使用できます。
右上の[×]を🖱クリックして[オフ]にできます。
●[オン]……Windowsキー++
●[オフ]……Windowsキー+Esc
拡大レベルの変更 / 拡大レベルの増減量を変更する
拡大鏡の表示を拡大・縮小するには、「拡大レベルの変更」の[+][-]を🖱クリックします。
拡大鏡の操作ウィンドウの[+][-]を🖱クリックしてもできます。
「拡大レベルの増減量を変更する」では、コンボ ボックスの中から選択することで、5%~400%まで何パーセントずつ増減させるかを設定できます。
● 拡大……Windowsキー++ or Ctrl+Altを押しながら🖱マウス ホイールを奥に転がす
● 縮小……Windowsキー+- or Ctrl+Altを押しながら🖱マウス ホイールを手前に転がす
*マウス ホイールとは…🖱マウスの左右のボタンの中央にある回転する部分のこと
100%と200%と300%で表示の状態を見くらべてみましょう!
👇次に、拡大鏡に関します詳細設定4つについて解説します。
🖱クリックで「✓」チェックするだけで設定できます。
サインイン後に拡大鏡を開始する
サインイン後とは、💻パソコンを起動して「パスワード」や「PIN」を入力した後の使用可能な状態になることです。
すぐに拡大鏡を使用できますので、常に拡大鏡を使用されたい方に便利です。
すべてのユーザーのサインイン前に拡大鏡を開始する
すべてのユーザーのサインイン前とは、💻パソコンを起動して「パスワード」や「PIN」を入力する前の状態のことです。
最初から拡大鏡を使用できますので、共有の💻パソコンで全員の方が拡大鏡を使用される場合は便利です。
画像やテキストの縁を滑らかにする
拡大鏡で表示された画像やテキストの縁が滑らかになります。
色を反転する
拡大鏡で表示された色を反転します。
● Ctrl+Alt+Iを押すたびに[オン][オフ]が切り替わる
拡大鏡ビューの変更
ビューを選んでください
拡大鏡ビューの変更とは、「固定」「全画面表示」「レンズ」の3種類の表示方法を選択できることです。
● Ctrl+Alt+Mを押すたびに3種類の表示方法が切り替わる
ビュー | 説 明 | ショートカットキー |
---|---|---|
固定 | 拡大鏡を固定したまま、マウス ポインターの位置が拡大表示されます。 | Ctrl+Alt+D |
全画面表示 | ディスプレイ全体が拡大鏡となります。 そのため🖱クリックでのオフがしづらいので、オフにするときはWindowsキー+Escを押すのがオススメです。 |
Ctrl+Alt+F |
レンズ | マウス ポインターの動きとともに拡大鏡も移動します。 一番🔎虫メガネっぽいです。 |
Ctrl+Alt+L |
拡大鏡を合わせる
拡大鏡で表示する位置は、マウス ポインターで移動します。
拡大鏡を合わせるとは、マウス ポインターを静止しているときに焦点を合わせる箇所を🖱クリックで「✓」チェックして選択できます。
例えば、キーボード フォーカスの場合、入力を始めた瞬間にその入力箇所が拡大鏡で表示されます。
読み取り
読み取りとは、拡大鏡で表示された文字列を音声で読み上げる機能です。
拡大鏡を開始して、使用したい機能のキーを押したり、🖱クリックしたりします。
機能や操作は、オーディオ機器の「開始」「停止」などをイメージされるとなじみやすいです。
機 能 | 操 作 |
---|---|
読み上げの開始、一時停止、再開 | Ctrl+Alt+Enter |
読み上げの停止 | 任意のキー |
マウス ポインターから読む | Ctrl+Alt+🖱クリック |
前の文を読む | Ctrl+Alt+H |
次の文を読む | Ctrl+Alt+K |
修飾キーを選択する
デフォルト(既定の設定)での修飾キーはCtrl+Altです。
修飾キーをご自身で使いやすいキーに、4種類からコンボ ボックスで選択して変更できます。
• 無変換 • Insert • 無変換とInsert • 変換
映らないマウス ポインターが映せます!
「拡大鏡」を使って〝マウス ポインターも一緒に〟スクリーンショット
❺ カラー フィルター
反転色や色覚補助フィルターなどを使用して項目を見分けやすくする、カラー フィルターがあります。
カラー フィルターの使用
カラー フィルターをオンにする
🖱クリックで[オン]にすると、すぐにカラー フィルターが適用されます。
一覧の中から、見やすい色合いを🖱クリックで「◉」チェックを入れて選択します。
● Windowsキー+Ctrl+C
画面上の要素を見やすくするカラー フィルター
• 反転色(ディスプレイの色を反転)
• グレースケール
• グレースケール反転色
色覚補助フィルター
• 赤緑(緑色弱、緑色覚異常)
• 赤緑(赤色弱、赤色覚異常)
• 青黄(3型2色覚)
❻ ハイ コントラスト
区別しやすい色を使用してテキスト(文字列)を見やすくする、ハイ コントラストがあります。
ハイ コントラストを使用する
ハイ コントラストをオンにする
🖱クリックで[オン]にすると、すぐにハイ コントラストが適用されます。
コンボ ボックスの中から、区別しやすい色合いを🖱クリックで選択します。
● 左 Alt+ 左 Shift+PrintScreen
※「ハイ コントラスト」ダイアログボックスが表示されましたら、[はい]を🖱クリックでハイ コントラストを設定、[いいえ]を🖱クリックで設定をキャンセルします。
テーマの選択
ハイ コントラストには4種類のテーマがあります。
• ハイコントラスト #1
• ハイコントラスト #2
• ハイコントラスト 黒
• ハイコントラスト 白
色付きの四角形を選択してカスタマイズもできます。
色を変更後[適用]を🖱クリックします。
❼ ナレーター
画面に表示されている内容を読み上げたり、操作を実況中継してくれる9つの設定があります。
• ナレーターを使用する
• スタートアップ オプション
• ナレーターの声をカスタマイズする
• 閲覧時と対話操作時に読み上げる項目を変更する
• 入力時に読み上げる項目を変更する
• キーボードの設定を選択する
• ナレーター カーソルを使用する
• 点字を使用する
• データとサービスを管理する
ナレーターを使用する
ナレーターをオンにする
🖱クリックで[オン]にすると、「ナレーター」ダイアログボックスが表示されて、さっそくダイアログボックスの内容を読み上げます。
[OK]を🖱クリックすると「ナレーター ホーム」画面が表示され、ナレーターの詳しい使い方を調べたり、使いやすい設定にできたりします。
スタートアップ オプション
スタートアップ オプションでは、ナレーターの起動時についての設定をします。
🖱クリックで「✓」チェックを入れることでオンになります。
設定内容 | 説 明 |
---|---|
ナレーターを起動するショートカット キーを許可する | Windowsキー+Ctrl+Enterで[オン][オフ]を切り替えられるようにします。 |
サインイン後にナレーターを開始する | 💻パソコンを起動して「パスワード」や「PIN」を入力した後すぐにナレーターを使用できます。 |
すべてのユーザーのサインイン前にナレーターを開始する | 💻パソコンを起動して「パスワード」や「PIN」を入力する前からナレーターを使用できます。 |
ナレーター起動時にナレーター ホームを表示する | ナレーター ホームとは、ナレーター機能の設定・変更などができる画面です。 |
ナレーター ホームをシステム トレイに最小化する | システム トレイとは、デスクトップ画面の右下の時計やカレンダーなどのある箇所です。 「✓」チェックがオフの場合は、タスク バー*に最小化されます。 *タスク バーとは…画面一番下にある[スタート]ボタンやアイコンがある棒状のところです。 |
ナレーターの声をカスタマイズする
ナレーターの声を、個人的に聞きやすい状態に設定できます。
設定内容 | 説 明 | |
---|---|---|
1⃣ | 音声を選択する | ナレーターの声をコンボ ボックスにある5種類の中から選択します。 日本語4種類、英語1種類あります。 |
2⃣ | 音声の速度を変更する | ナレーターの話す速さをスライダーを使用して1~20の間で変更します。 1~20の差がすごくあり、遅すぎても早すぎても聞きづらくなります。 |
3⃣ | 音声の高さを変更する | ナレーターの声の高さをスライダーを使用して1~20の間で変更します。 20にしてみますと、まるで裏声で話しているみたいでした。 |
4⃣ | 音声のボリュームを変更する | ナレーターの声のボリュームをスライダーを使用して1~100の間で変更します。 |
5⃣ | ナレーターでの読み上げ時に他のアプリの音量を下げる | 音の出るアプリを使用しているときにオススメの機能です。 |
6⃣ | ナレーターの音声が聞こえる場所を選択してください | 「既定のオーディオ デバイス」or ご使用の💻パソコンに関連付けられたスピーカーから選択します。 |
以降の設定は、とても細かく多種多様なカスタマイズとなりますので、👇下記概要をご覧いただきまして、気になる設定をぜひお試しください!
設定をお試しのときに役立つ、ナレーターのショートカットキーをご紹介しますのでご活用ください。
押すたびに[オン][オフ]が切り替わります。
● ナレーターの一時停止— Ctrlキー
● ナレーターを一時停止した箇所から再開— 矢印キーの ↑ or ↓
閲覧時と対話操作時に読み上げる項目を変更する
ナレーターは、操作を実況中継のように読み上げますけれども、どこまで詳細に読み上げるかや、抑揚がほとんどないので句読点で区切って読むなどの設定変更ができます。
入力時に読み上げる項目を変更する
入力と同時にナレーターが読み上げる項目を設定変更できます。
読み上げを選択できる項目 | |||
---|---|---|---|
文字 | 数字 | 句読点 | 単語 |
ファンクション キー | 方向キー | ナビゲーション キー(Tabキーなど) | |
トグル キー(CapsLock、NumLock など) | 修飾キー(Shift、Alt など) |
キーボードの設定を選択する
ナレーターの使い方で「ナレーター キー」ということばがよく出てきます。
ナレーター キーとは、ナレーターをショートカットキーで操作するときに使用する修飾キーのことで、コンボ ボックスの中からご自身で使いやすいキーを選択できます。
ナレーター カーソルを使用する
ナレーター カーソルとは、ナレーターで読み上げる箇所を示す青い枠です。
このナレーター カーソルの表示・非表示などの設定ができます。
点字を使用する
ナレーターを点字ディスプレイで使用する設定ができます。
点字ディスプレイを使用する方法を詳しく解説している Microsoft社のWebページをご紹介します。
データとサービスを管理する
ナレーターの設定を、同じ💻パソコンを使用している人と共有したり、Microsoft との情報のやり取りに関する設定をします。
「聴覚」=聞きやすさと字幕を設定
❽ オーディオ
音の聞きやすさや音を無しで使用する2つの設定があります。
• デバイスで音を聞きやすくする
• オーディオの警告を視覚的に表示する
デバイスで音を聞きやすくする
デバイスの音量を変更する
💻パソコンの音量をスライダーを🖱ドラッグして、0%~100%の間で変更できます。
デスクトップ画面の右下、システム トレイのスピーカーでも音量調整できます。
モノラル オーディオをオンにする
🖱クリックで[オン]にすると、ステレオですと左右に分かれる音を、モノラル(1つにまとめる)設定にします。
オーディオの警告を視覚的に表示する
コンボ ボックスの中から選択することで、通知を音ではなく視覚的に気づかせてくれる機能です。
❾ 字幕
クローズドキャプション*対応のアプリで表示できる字幕の4つの設定があります。
*クローズドキャプション(CC)とは…映画の字幕のようなセリフなどの言葉はもちろん、補足情報も含めて文字表示するもの
• プレビュー
• 字幕フォントの変更
• 字幕背景の変更
• ウィンドウ コンテンツの暗転
コンボ ボックスの中から選択するだけで、下図のように字幕のフォントや背景などをデフォルト(既定)の設定から変更できます。
Windows 11では、ライブ キャプション機能でリアルタイムの字幕を表示できます。
Windows 10の字幕はリアルタイムでは表示できませんけれども、事前に字幕用ファイルを作成して、Windows 標準インストールのアプリ「メディア プレーヤー」や「映画 & テレビ」に読み込むことで字幕を表示できます。
今回は、「メディア プレーヤー」での手順を解説します。
変更した字幕のフォントや背景を活用できますよ!
- 字幕を表示したい動画を決めて、字幕用ファイルをメモ帳で作成します。
メモ帳を開くオススメの方法は、Windowsキー+Rを押して表示されます「ファイル名を指定して実行」に〝notepad〟と入力してEnterキーを押します。Windowsキー+Rの授業で詳しく解説しています。
- 動画を見ながら文字おこしや情景の説明など、メモ帳に「表示する順番」「表示する時間」「字幕」を下記のように記載します。
<メディアプレーヤーで動画を見る方法>
動画ファイルを選択しますと、フォルダーに「再生|ビデオ ツール」タブが表示されて、[▶]再生を🖱クリックでデフォルトの設定ですとメディア プレーヤーで再生します。
今回は、10秒ごとに3つの字幕を表示する設定にしました。1
00:00:00,000 –> 00:00:10,000
こんにちは!2
00:00:10,000 –> 00:00:20,000
どこでもパソコン教室 四日市です!3
00:00:20,000 –> 00:00:30,000
今回の授業は、字幕の表示方法です!
- メモ帳を「SRTファイル」(拡張子「.srt」)として動画と同じフォルダー内に名前を付けて保存します。
文字コードを「UTF-8」にしてから[保存]を🖱クリックします。
- メディア プレーヤーの再生画面で、次の箇所を順に🖱クリックします。
●[言語と字幕]➡[字幕ファイルを選択]
- 「開く」ダイアログボックスが表示されますので、❷❸で作成・保存しました「SRTファイル」を選択して[開く]を🖱クリックします。
- 動画を最初から再生してみると、設定したタイミングと内容で字幕が表示されます。
監督になった気分で楽しいですよ!
※動画ファイルを閉じると、次回再生時に再度字幕用ファイルの読み込みが必要となります
「操作」=使いやすさ(アクセシビリティ)が向上する4種類
❿ 音声認識
音声でパソコン操作できる4つの設定があります。
• 入力ではなく音声で指示する
• 音声を認識させて音声だけでデバイスを制御する
下記の授業で徹底解説していますので、ぜひご受講ください!
⓫ キーボード
各種あるキーの機能を選択することでキーボード入力の頻度が減る7つの設定があります。
• 実際のキーボードを使わずにデバイスを使用する
• 固定キー機能を使用する
• 切り替えキー機能を使用する
• フィルター キー機能の使用
• キーボード ショートカットの動作を変更する
• プリント スクリーンのショートカット
• 入力しやすくする
実際のキーボードを使わずにデバイスを使用する
スクリーン キーボードを表示して、🖱クリックで文字入力ができるようになります。
🖱クリックで[オン][オフ]を切り替えます。
固定キー機能を使用する
例えば、今回の授業でご紹介していますWindowsキー+Uの場合、 Windowsキーを押しながらUキーを押しますけれども、固定キー機能を使用することでキーを押しながらではなく一つずつ押して、ショートカットキーを有効にできます。
🖱クリックで[オン][オフ]を切り替えて、「✓」チェック ボックスで詳細設定もできます。
切り替えキー機能を使用する
切り替えキー機能とは、CapsLock NumLock ScrollLock 3つのキーを押したときに、音が鳴って切り替えたことが分かりやすくなる機能です。
🖱クリックで[オン][オフ]を切り替えて、「✓」チェックを入れると NumLockキーを5秒間押して[オン]にすることもできるようになります。
音が鳴ると同時に画面の色も反転して、切り替わりがはっきりと分かります。
(初めてのときはすごく驚きました。。。😅)
フィルター キー機能の使用
フィルター キー機能とは、意図せず一つのキーを長く押してしまったり、連打してしまうといった入力ミスを防げる機能です。
🖱クリックで[オン][オフ]を切り替えて、「✓」チェック ボックスでキーを押してから実行されるまでのタイミングなど詳細設定もできます。
使い方をとても分かりやすく解説されています。
② フィルター キー機能の紹介 [Windows アクセシビリティガイド] | 日本マイクロソフト
キーボード ショートカットの動作を変更する
アクセス キーを利用できる場合、アルファベットに下線を表示します。
アクセス キーとは、ショートカットキーとは少し違いまして、下線の付いたアルファベットのキーを押すと機能が実行されるもので、状況によって Altキーを押しながら or そのまま押します。
🖱クリックで[オン][オフ]を切り替えます。
アクセス キーの使い方
アクセス キーをメモ帳で使ってみましょう!
- Altキーを押しながらO(オー)を押します。
- Fを押します。
- 「フォント」ダイアログボックスが表示されました。
プリント スクリーンのショートカット
PrtScn ボタンを使用して画面領域切り取りを開く
プリント スクリーンとは、💻パソコン画面を📷カメラで撮影したように画像として保存できるようにする機能でスクリーン ショットともいいます。
PrtScnキーを押すと、デフォルトの状態では画面全体をスクリーン ショットします。
🖱クリックで[オン]にすると、Windows 標準インストールのアプリ「切り取り & スケッチ」が起動して、領域を選択してスクリーン ショットできます。
入力しやすくする
固定キー機能、切り替え機能、フィルター キー機能の[オン][オフ]のときに、警告メッセージを表示したり、音を鳴らしたりして気づきやすくします。
⓬ マウス
マウス カーソルを見やすく、使いやすくする設定があります。
• マウスをキーパッドで操作する
マウスをキーパッドで操作する
マウス キー機能を使用して、テンキーを使用してマウス操作できるようになります。
下図は、マウス キーの基本的な操作です。
中心の5が〝クリック〟で、矢印はマウス ポインターを動かす方向になります。
テンキー エレコム TK-TDP019BK [ブラック]
• 最薄部がわずか6.5mmという超薄型設計
• キータイプはノートパソコンのキーボードと同じ軽い力でタイピングできる「パンタグラフ方式」
• キートップ下に鉄板を内蔵することで、しっかりとした打ち心地と安定感を実現
⓭ 視線制御
視線によるマウスやスクリーン キーボードの操作、音声合成による他者との通信ができる設定があります。
• 視線制御を使用する(プレビュー)
視線制御機能のセットアップ手順と設定について、Microsoft社のWebページに分かりやすい解説がありますのでご参照ください。
まとめ
今回の授業は、ショートカットキー Windowsキー+Uのご紹介です!
Windows 10では『簡単操作』、Windows 11 では『アクセシビリティ』設定画面を表示して〝自分だけの使いやすさ〟に設定できます。
💻パソコンの「視覚=見やすさ」「聴覚=聞きやすさ・字幕」「操作=使いやすさ」を設定できる13種類の機能を〝あなただけに合わせて〟設定できます。♪
ほとんどの機能が、特別な機器を用意することなく使用できますので、ご興味のある機能を深掘りして設定してみますと、とても便利かつ面白い発見がきっとありますよ。
😄ご受講お疲れさまでした!
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