こんにちは!どこでもパソコン教室 四日市です。
今回の授業は、『アドレスバーにフォーカス移動』『ハイパーリンクの挿入』のショートカットキー Ctrl+Kのご紹介です!
Kは“Hyperlink”を意味します。
ハイパーリンクとは、🖱マウスの矢印を重ねて👆のような形になったところを🖱クリックすると別の画面が表示されることですか?
その通りです!
インターネットの世界ではよく使用されていますけれども、Word・Excel・PowerPointでも使えて自分でも設定できる機能です。
自分でも設定できる!? ぜひやってみたいです♪
それでは各アプリの特徴を活かして、実際に簡単なハイパーリンクの設定をしてみましょう♪
● Word:「天気予報ゲーム」を作ってみよう!
● Excel:「同じブック内」と「Webページ」へリンク設定
● PowerPoint:ハイパーリンクで「メール作成画面表示」
どうぞ最後までご受講ください!
[Ctrl]+[K]:コントロール・ケー
ウェブブラウザー:アドレスバーにフォーカスが移動
ウェブブラウザーで Ctrl+Kを押すと、アドレスバーに「フォーカス」(焦点)があたり「|」カーソルが入ります。
インターネットで調べものをしているときに、素早く次の検索ができて便利ですね!
Google Chrome ではF6、Microsoft Edge ではF4を押してもアドレス バーにフォーカスが移動します。
さらにF4には、Word・Excel・PowerPointで使える「直前の動作を繰り返す」という裏技機能もあります!👇
そしてF6には、Word・Excel・PowerPointで使える「フォーカスの移動」というさりげないサポート機能もありますよ👇
Word:ハイパーリンクの挿入
Wordで Ctrl+Kを押すと、「ハイパーリンクの挿入」ダイアログボックスが表示されます。
インターネットを閲覧しているときに、🖱クリックすると別のページが表示される箇所がありますね。
その🖱クリックする箇所や、その後に表示される箇所に設定されている機能です。
〝リンク〟といわれることが多いです。
ちなみに、🖱クリックして別のページが表示される下記も 〝ハイパーリンク〟です!
●[挿入]タブ ➡[リンク]グループ ➡[リンク]➡「ハイパーリンクの挿入」ダイアログボックスが表示
Wordのハイパーリンクの使い方:「天気予報ゲーム」を作ってみよう!
Wordファイルのことを〝ドキュメント〟(Document)といいます。
ドキュメントとドキュメントにの間にハイパーリンクの設定をして、「天気予報ゲーム」を作ってみましょう!
子どもの頃「あーした天気になぁ~れ!」といいながら履いている靴など片方を足で投げて、表か裏かで明日の天気を占う遊びがありました。
ハイパーリンクを使って「『A』『B』『C』いずれかのアルファベットを🖱クリック」➡「お天気が表示!」という仕組みを作ってみましょう。
実際に作ってみると、ハイパーリンクの仕組みを理解しやすいですよ。
- デスクトップに「天気予報ゲーム」フォルダーを作成します。
1. デスクトップを🖱右クリックします。
2. 表示されたメニューの中から[新規作成]を🖱クリックします。
3. 表示されたメニューの中から[フォルダー]を🖱クリックします。
4. フォルダーの名前を「天気予報ゲーム」にします。
- 「天気予報ゲーム」フォルダーの中に、次の♦ファイル名の4つのドキュメントを作成します。
♦ 天気予報.docx
♦『A』.docx
♦『B』.docx
♦『C』.docx絵は文字入力で「くつ」「はれ」「くもり」「あめ」を変換すると表示されます。
- 「天気予報.docx」を開いて、『A』を🖱ドラッグして文字選択します。
- Ctrl+Kを押して、「ハイパーリンクの挿入」ダイアログボックスを表示します。
👇次の手順で、『A』を🖱クリック ➡ 『A』.docxが開く というハイパーリンクを作ります。
1.リンク先:ファイル、Webページ
2.表示文字列:『A』
3.検索先:「📁天気予報ゲーム」フォルダー ➡ 現在のフォルダー『A』.docx を選択
4.アドレス:上記3で選択した『A』.docx になっていることを確認
5.[OK]を🖱クリック
6.上記1~5を『B』と『C』にも同じように設定しましょう。
ハイパーリンクの設定中に、下図のようなセキュリティに関する通知が表示されることがあります。
フォルダーやファイルの名前やリンク先がご自身が設定したものでしたら[はい]を🖱クリックしても大丈夫です。
- 天気予報.docx 内のリンク元として表示文字列に設定した『A』を、 Ctrlを押しながら🖱クリックします。
リンク先に設定した『A』.docx が開いて〝🌞晴れ〟が表示されます!
ハイパーリンクが設定された文字列は、青になって下線もつきます。
リンク先を表示した後は、紫になります。
『A』『B』『C』のWordドキュメントを増やしたり、内容を「大吉!」などに変更すれば、〝おみくじ〟にもなりますね♪
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Excel:ハイパーリンクの挿入
Excelで Ctrl+Kを押すと、「ハイパーリンクの挿入」ダイアログボックスを表示します。
●[挿入]タブ ➡[リンク]グループ ➡[リンク]➡「ハイパーリンクの挿入」ダイアログボックスを表示
Excelでのハイパーリンクの使い方:「同じブック内」と「Webページ」へリンク設定
Excelファイルのことを、〝ブック〟(Book)といいます。
Excelで下図のような表とグラフを作成して、ブック内に次の2つのハイパーリンクの設定をしたいと思います。
●「伊勢市公式ホームページ 月例参拝者数より」を🖱クリック ➡ 伊勢市公式ホームページが表示!
- 「伊勢市公式ホームページ 月例参拝者数」の情報を見ながら表を作成します。
リンク元の文字列となります「グラフ表示」と「出典:伊勢市公式ホームページ 月例参拝者数より」も入力します。
- リンク先となりますグラフを、別シートに作成します。
ここで、グラフ作成の便利技をご紹介します!
表のいずれかの箇所を🖱クリックでアクティブセルにして、ファンクションキーのF11を押してみましょう!
あっという間に、隣のシートにグラフが作成されます!
ファンクションキー F11について、詳しくはこちらご受講ください。
作成後、グラフのデザインと書式をお好みに変更できます。
- 「グラフ表示」🖱クリック ➡ グラフが表示されるというハイパーリンクを作ります。
準備として、「グラフ」シートへのハイパーリンクの設定ができないため、次の手順でグラフを「Sheet2」に移動します。1.「グラフ」シート上で次の操作をします。
●[グラフツール/デザイン]タブ ➡[場所]グループ ➡[グラフの移動]を🖱クリック ➡「グラフの移動」ダイアログボックスを表示[グラフツール|グラフのデザイン]タブが表示されていない場合はグラフを🖱クリックすると表示されます。
2.「◉オブジェクト:Sheet2」を選択して、[OK]を🖱クリックします。
[Sheet2]がない場合は、シートタブの一番右にある⊕を🖱クリックして追加できます。
グラフが「Sheet2」に移動しますので、位置や大きさなどの調整もしましょう。
- グラフを表示するハイパーリンクの設定をします。
表の文字列「グラフ表示」を🖱クリックでアクティブセルにして、 Ctrl+Kを押します。
「ハイパーリンクの挿入」ダイアログボックスを表示しますので、次の設定をします。
1. リンク先:このドキュメント内
2. 表示文字列:グラフ表示
3. またはドキュメント内の場所を選択してください:Sheet2を選択
4.[OK]を🖱クリック
- 出典元HPを表示するハイパーリンクの設定をします。
表の文字列「グラフ表示」を🖱クリックでアクティブセルにして、 Ctrl+Kを押します。
「ハイパーリンクの挿入」ダイアログボックスを表示しますので、次の設定をします。
1. リンク先:ファイル、Webページ
2. 表示文字列:出典:伊勢市公式ホームページ 月例参拝者数より
3. アドレス:ウェブブラウザーでHPを表示して、アドレスバーから「コピー & 貼り付け」
(伊勢市公式ホームページ 月例参拝者数アドレス:https://www.city.ise.mie.jp/kankou/toukei/1002857.html)
4.[OK]を🖱クリック
- ハイパーリンクを実際に使ってみましょう。
ハイパーリンクを設定した文字列は、フォントやフォントサイズが変わってしまうことがあります。
修正したいときは、そのまま🖱クリックするとハイパーリンクが作動してしまうので、🖱右クリック ➡ 表示されたメニューの中から「セルの書式設定」を🖱クリックで設定しましょう。
ハイパーリンクを設定した文字列を🖱クリックして、うまく作動しましたでしょうか?
もしも作動しなかったときは、上記❺の Ctrl+Kを押してからの設定を見直しましょう。
PowerPoint:ハイパーリンクの挿入
PowerPointで Ctrl+Kを押すと、「ハイパーリンクの挿入」ダイアログボックスを表示します。
●[挿入]タブ ➡[リンク]グループ ➡[リンク]➡「ハイパーリンクの挿入」ダイアログボックスを表示
PowerPointでのハイパーリンクの使い方:ハイパーリンクで「メール作成画面表示」
PowerPointファイルのことを、〝プレゼンテーション〟(Presentation)といいます。
PowerPointのスライド内の文字列にハイパーリンクの設定をして、メールの送信ができるようにしてみましょう!
プレゼンテーションを渡した相手から、すぐに連絡や感想をもらいたいときなどに便利です。
「メールでどうぞ」を🖱クリック ➡「メール作成画面表示」という仕組みを、ハイパーリンクを使って作ってみたいと思います。
- 新規で白紙やお好きなデザインを選び、プレースホルダー or テキストボックスに『メールでどうぞ』と入力します。
- 『メールでどうぞ』を🖱ドラッグして文字選択します。
- Ctrl+Kを押して、「ハイパーリンクの挿入」ダイアログボックスを表示します。
「ハイパーリンクの挿入」ダイアログボックスを表示しますので、次の設定をします。
1. リンク先:電子メールアドレス
2. 表示文字列:メールでどうぞ
3. 電子メールアドレス:メールを受け取りたいアドレス
4. 件名:テスト
5.[OK]を🖱クリック
- 「メールでどうぞ」を、 Ctrlキーを押しながら🖱クリックします。
メールの作成画面が表示されました!
このとき、「どのアプリで開きますか?」というダイアログボックスが表示されましたら、普段使用のメールアプリを選択して[OK]を🖱クリックしましょう。
おまけ:ハイパーリンクの削除方法
ハイパーリンクの削除はとても簡単です!
リンクの設定箇所を🖱右クリックして、表示されたメニューの中から「ハイパーリンクの削除」を🖱クリックするだけです。
🖱右クリックで表示されるメニューの内容は、ソフトごとやアプリの状態によって多少の違いがあります。
各ソフトに合った「設定」や「変更」が選択できますので、一度じっくりご覧いただきますと💡新たな発見がきっとありますよ。
まとめ
今回の授業は、『アドレスバーにフォーカス移動』『ハイパーリンクの挿入』のショートカットキーCtrl+Kのご紹介でした!
ソフトウェア | 機 能 |
---|---|
ウェブブラウザー | アドレスバーにフォーカス移動 |
Word・Excel・PowerPoint | ハイパーリンクの挿入 |
インターネットの世界で日常的に使用されているハイパーリンクは、Word・Excel・PowerPointでも活躍する機能です。
ハイパーリンクの挿入方法を、ゲーム的にご紹介しました。
お楽しみいただきながら、ハイパーリンクの仕組みを習得していただければ幸いです♪
😄ご受講お疲れさまでした!
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