こんにちは!どこでもパソコン教室 四日市です。
今回の授業は、Excelの機能『条件付き書式』5種類のまとめです!
Excelの『条件付き書式』は、「色」やその「長短・濃淡」、そして「アイコン」でデータを表現します。
強調表示する条件や既定の色はザっと36種類!
さらに任意の設定も可能です。
自分で36種類を🖱クリックして確認するのは大変ですよね?
そこで今回の授業は、『条件付き書式』を一覧でご紹介!
さらに、種類ごとにご用意しました詳細ページへのリンク先では〝カタログ〟のようにご覧いただけます。
実際に見て気に入った『条件付き書式』を使用するといいですね♪
『条件付き書式』は、情報を把握するデータを〝見る苦労をさせない〟便利なサポート機能です。
ご自身はもちろん、ファイルを共有で使用される方々にも喜ばれる機能を見つけやすくまとめましたので、どうぞ最後までご受講ください♪
【条件付き書式】とは〝見る苦労をさせない〟サポート機能
条件付き書式とは…バー、色、アイコンを使って重要な値を視覚的に強調し、データの傾向やパターンを簡単に把握できるようにします。
👆Excelの[条件付き書式]コマンドボタンを🖱マウスホバー*したときに表示される解説です。
*マウスホバーとは…🖱クリックするのではなく、対象にマウスポインター(マウスで動く矢印)を重ね合わせることです。
この解説のうち、重要な値を指定するものが条件、視覚的に強調するものが書式です。
『条件付き書式』は次の5種類あります。
全ての「条件付き書式」の設定を始めるボタンは共通
条件付き書式を設定するには、次の箇所のコマンドボタンを🖱クリックします。
1⃣『セルの強調表示ルール』は〝色〟で値・範囲・文字列・日付を強調
セルの強調表示ルールとは、値・範囲・文字列・日付の中で、重要なデータのセル・セル範囲を強調表示します。
強調表示する条件は、次の7種類です。
● 指定の値より小さい
● 指定の範囲内
● 指定の値に等しい
● 文字列
● 日付
● 重複する値
「セルの強調表示ルール」の設定方法
セルの強調表示ルールの設定方法を解説します!
指定の値や書式は、お好みの設定でOKです。
セルの強調表示ルールの一つ「指定の値より大きい」を設定してみましょう。
例えば「1~10」のうち『5』を指定した場合、「6~10」を強調表示します。
- 条件付き書式を設定する範囲(今回は「1~10」)を選択します。
- 次の箇所を順に🖱クリックします。
●[条件付き書式]➡[セルの強調表示ルール]➡[指定の値より大きい]
- 次の内容を入力して、[OK]を🖱クリックします。
[値]=[5]|[書式]=[濃い赤の文字、明るい赤の背景]
- 『5』より大きい「6~10」が強調表示されました。
👇下記授業で、セルの強調表示ルール 7種類を〝カタログのように〟すべてご覧いただけます。
2⃣『上位/下位ルール』は項目・割合・平均の〝上位 or 下位〟を強調
上位/下位ルールとは、項目、割合、平均の、上位 or 下位のセルを強調表示します。
強調表示する条件は、次の6種類です。
● 上位10%
● 下位10項目
● 下位10%
● 平均より上
● 平均より下
「上位/下位ルール」の設定方法
上位/下位ルールの設定方法を解説します!
指定の値や書式は、お好みの設定でOKです。
上位/下位ルールの一つ「上位10項目」を設定してみましょう。
例えば「1~20」のうち『10』を指定した場合、「11~20」を強調表示します。
- 条件付き書式を設定する範囲(今回は「1~20」)を選択します。
- 次の箇所を順に🖱クリックします。
●[条件付き書式]➡[上位/下位ルール]➡[上位10項目]
- 次の内容を入力して、[OK]を🖱クリックします。
[値]=[10]|[書式]=[濃い赤の文字、明るい赤の背景]
- 上位10項目の「11~20」が強調表示されました。
👇下記授業で、上位/下位ルール 6種類を〝カタログのように〟すべてご覧いただけます。
3⃣『データ バー』は〝長短〟でデータを表現
データ バーとは、セル内の値を〝長短〟で表現します。
塗りつぶしの既定の色は、次の2種類でそれぞれ6色あります。
青|緑|赤|オレンジ|水色|紫
● 単色
青|緑|赤|オレンジ|水色|紫
塗りつぶしはお好みの色に変更できます。
「データ バー」の設定方法
データ バーの設定方法を解説します!
指定の値や書式は、お好みの設定でOKです。
データ バーの一つ「塗りつぶしを〝グラデーション〟」にしてみましょう。
「指定した範囲」を、値に応じた長短をグラデーションで強調表示します。
- 条件付き書式を設定する範囲(今回は「1~10」)を選択します。
- 次の箇所を順に🖱クリックして、お好みの色を選択します。
●[条件付き書式]➡[データ バー]➡[塗りつぶし(グラデーション)]の[任意の色]
- 設定完了です。簡単&きれいですね!
👇下記授業で、データ バー 2種類と、〝その他のルール〟10種類を解説しています。
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4⃣『カラー スケール』は〝色の濃淡〟でデータを表現
カラー スケールとは、選択した範囲の値を3色・2色の〝濃淡〟で表現します。
既定の色は、次の12種類です。
・緑|黄|赤 ・赤|黄|緑
・緑|白|赤 ・赤|白|緑
・青|白|赤 ・赤|白|青
● 2色
・白|赤 ・赤|白
・緑|白 ・白|緑
・緑|黄 ・黄|緑
濃淡の色は、お好みに変更できます。
「カラー スケール」の設定方法
カラー スケールの設定方法を解説します!
指定の値や書式は、お好みの設定でOKです。
「指定した範囲」を、値を色の濃淡で強調表示します。
- 条件付き書式を設定する範囲(今回は「1~10」)を選択します。
- 次の箇所を順に🖱クリックして、お好みの色を選択します。
●[条件付き書式]➡[カラー スケール]➡[カラー スケール]の[任意の色]
- 設定完了です。とっても華やかですね!
👇下記授業で、カラー スケールの〝その他のルール〟5種類を解説しています。
5⃣『アイコン セット』で値を〝小さな絵〟で表現
アイコン(icon)とは、ギリシア語で画像を意味する〝イコン〟からきた言葉で内容を小さな絵で表現して分かりやすくするものです。
アイコン セットとは、セル内の値を〝アイコン〟で表現します。
既定のアイコン セットは、次の4カテゴリーに合計20種類あります。
● 図形……値を〝図形〟で表現
● インジケーター……値を〝記号〟や〝旗〟で表現
● 評価……値を〝小さなグラフ〟で表現
「アイコン セット」の設定方法
アイコン セットの設定方法を解説します!
「指定した範囲」を、アイコンで強調表示します。
- 条件付き書式を設定する範囲(今回は「1~10」)を選択します。
- 次の箇所を順に🖱クリックして、お好みのアイコンを選択します。
●[条件付き書式]➡[アイコン セット]➡[任意のアイコン]
例えば、アイコン セットの一つ[方向 3つの矢印(色分け)]ですと、データを3つに分けて矢印の方向と色で表現します。
👇下記授業で、アイコン セット 4カテゴリー 20種類を〝カタログのように〟すべてご覧いただけます。
条件付き書式の削除・変更方法「ルールのクリア」「ルールの管理」
『条件付き書式』は設定が重なってしまうと、かえって見づらくなることがあります。
そこで、条件付き書式の「解除」と「変更方法」をご紹介します!
ルールのクリア:「選択したセル」or「シート全体」
ルールのクリアとは、条件付き書式を削除することで、次の2つの方法があります。
● シート全体からルールをクリア
「選択したセル」からルールをクリア
下図のカレンダーの『今月』だけ、条件付き書式を削除してみましょう。
- 条件付き書式を削除する範囲(今月)を選択します。
- 次の箇所を順に🖱クリックします。
●[条件付き書式]➡[ルールのクリア]➡[選択したセルからルールをクリア]
- 『今月』だけ、条件付き書式を削除できました。
「今月」の文字のオレンジの背景のように、通常の書式設定は残ります。
「シート全体」からルールをクリア
下図のカレンダー全体の、条件付き書式を削除してみましょう。
- 特に範囲選択をする必要はありません。
次の箇所を順に🖱クリックします。●[条件付き書式]➡[ルールのクリア]➡[シート全体からルールをクリア]
- カレンダー全体の、条件付き書式を削除できました。
「今月」の文字のオレンジの背景のように、通常の書式設定は残ります。
ルールの管理:「ルールの移動」
ルールの管理とは、条件付き書式のルールを次の4つの方法で管理することです。
条件付き書式が設定された範囲を選択して、次の箇所を順に🖱クリックして起動する「条件付き書式ルールの管理」ダイアログボックスで管理します。
2.ルールの編集:指定した条件や書式を編集・変更します。
3.ルールの削除:条件付き書式のルールを削除します。
4.ルールの移動:複数の条件付き書式のルールの順番を入れ替えます。
今回は、「4.ルールの移動」の方法を詳しく解説します。
- 現在設定されています条件付き書式のルールは次の3つで、上から順番に優先されています。
● A[値]=[重複](日~土) |[書式]=[緑の文字、黄色の背景]
● B[値]=[文字列](土) |[書式]=[青の文字、明るい青の背景]
● C[値]=[文字列](日) |[書式]=[濃い赤の文字、明るい赤の背景]
- 一番上にあります、Aのルールを🖱クリックして選択します。
- [▼]を🖱クリックします。すると、ルールが下に移動します。
- [OK]を🖱クリックします。
- Bのルールが優先されて、「土」の書式が[青の文字、明るい青の背景]となりました。
- 一番下にあります、Cのルール🖱クリックして選択します。
- [▲]を🖱クリックします。すると、ルールが上に移動します。
- [OK]を🖱クリックします。
- AよりCのルールが優先されて、「日」の書式が[濃い赤の文字、明るい赤の背景]となりました。
このように、ルールの移動は、[▼][▲]を🖱クリックすることで条件付き書式ルールの優先度を変更できます。
まとめ
今回の授業は、Excelの機能『条件付き書式』5種類のまとめでした!
基本を押さえていただくために、小さな値とせまい範囲で解説しました。
設定方法は、どれだけ値と範囲が大きくなっても基本は同じですので、扱われるデータに合わせて応用ください。
「🤩面白そうだな」と思われる条件付き書式が見つかりましたら、リンクの詳細ページの授業で理解を深めていただきまして、どんどん活用して頂けましたら幸いです♪
😄ご受講お疲れさまでした!
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