こんにちは!どこでもパソコン教室 四日市です。
今回の授業は、「Microsoft Office」を使った背景の削除の方法と、「ペイント3D」のマジック選択機能を活用した画像の切り抜き手順を詳しく解説します!
「ペイント3D」は、2024年11月4日をもってMicrosoft Storeからのダウンロードが終了し、サポートも終了しました。
すでにインストール済みの「ペイント3D」は引き続き利用可能ですが、アンインストール後の再インストールや新規ダウンロードはできなくなっています。

友人に送る💌お手紙をWordで作りたいんです。
彼女が好きなお花の写真があるので、その🌸お花だけを切り抜いて挿絵にできたら素敵だなって思って……できますか?

いいアイデアですね!
写真から🌸お花を切り抜くには、「背景の削除」や「画像の切り抜き」という方法がありますよ。
実は、Wordだけでなく、ExcelやPowerPoint、Outlookにも共通して備わっている「背景の削除」機能を使えば、専用の画像編集アプリがなくても大丈夫なんです。

えっ、そうなんですか?
Officeでそんなことまでできるなんて驚きです♪

ですよね。
もう1つ、Windowsに標準インストールされている「ペイント3D」もおすすめです。
その「マジック選択」機能を使うと、写真を簡単に切り抜くことができます。

便利そう!どんなふうに使うのか教えてください!

もちろんです!
今回の授業では、次の2つの作品の作成手順を解説しながら進めますね。
- Microsoft Office共通機能「背景の削除」を使って🌸お花を切り抜き、オリジナルの便箋を作成
- ペイント3D「マジック選択」を使って画像を切り抜き、背景と分けて保存し、「バーチャルリンゴ狩り」を再現

素敵!どちらも挑戦してみたいです。
完成が楽しみ~♪
Word、Excel、PowerPoint、Outlook 共通の「背景の削除」手順
画像編集アプリがなくても、Microsoft Office(Word、Excel、PowerPoint、Outlook)の「背景の削除」機能を使えば簡単に背景を取り除くことができます。
これらのOfficeツールに共通の便利な機能です。
今回は、Wordを使った手順をご紹介しながら、オリジナル便箋の作成に挑戦してみましょう!
【完成図】
- 背景を削除したい画像を「ピクチャ」フォルダーなど、お好きなフォルダーに保存してください。
ちなみに、今回使用する画像の🌸お花は「スイフヨウ(酔芙蓉)」です。
この花は、朝に白く咲き、夕方に紅く染まっていく様子がお酒に酔う姿に例えられた、とても趣深い花です。
- 次の箇所を順に🖱クリックして、画像をWordに挿入します。
●「挿入]タブ ➡「図]グループ ➡[画像]➡ 画像の挿入元[このデバイス…]
- 「画像の挿入」ダイアログボックスが表示されたら次を操作します。
1⃣ 画像を保存しているフォルダーを開く
2⃣ 対象の画像を選択
3⃣[挿入]を🖱クリック
- 挿入された画像を選択し、次の箇所を順に🖱クリックします。
●「図ツール|書式」タブ ➡「調整」グループ ➡[背景の削除]
- 背景部分が 薄紫色 で表示されます。
自動で判別された範囲を確認し、必要に応じて以下を使って調整します。●「背景の削除」タブ ➡「設定し直す」グループ ➡[保持する領域としてマーク]または[削除する領域としてマーク]を選択
🖱クリックまたは🖱ドラッグでマークを付け、背景や対象を正確に指定しましょう。細かい部分は、画面右下の「ズームスライダー」で拡大表示すると便利です。
- 次の箇所を順に🖱クリックして、背景削除を確定しましょう。
●「背景の削除」タブ ➡「閉じる」グループ➡[✔変更を保持]
もしやり直したい場合は、[全ての変更を破棄]を選択できます。
- 背景の削除後に余白が残っている場合は、次の操作でトリミングします
1⃣ 画像を選択
2⃣「図ツール|書式」タブ ➡「サイズ」グループ ➡[トリミング]を🖱クリック
3⃣ ハンドルを🖱ドラッグして余白を調整
4⃣ 再度[トリミング]を🖱クリックして確定
- 画像が自由に動かせない場合は、[文字列の折り返し]を[前面]*にします。
*[前面]の他、[行内]でなければ自由に動かせますので、用途に合わせて選択しましょう。●「図ツール|書式」タブ ➡「配置」グループ ➡[文字列の折り返し]の[前面]
うまく設定できないときの対処法をご紹介します。
「図として保存」する方法をご紹介します。
「画像とグリッド線を印刷」してオリジナル便箋を作りましょう!
画像の「複製」「拡大・縮小」「移動」
背景の削除をした🌸花の画像を使用して、オリジナル便箋を仕上げていきたいと思います。
◆ 画像の複製方法:次の3つの方法からお好みの手順を選んでください。
● Ctrlを押しながら🖱ドラッグ
● 選択後にCtrl+Dを押す(おすすめ!)
◆ 画像のサイズ調整・配置:画像を拡大・縮小したり、自由に移動させて好みの大きさと配置に調整します。
ショートカットキー Ctrl+Dの授業です。
「グリッド線を印刷」する方法
オリジナル便箋にはノートのようなグリッド線があった方が便利ですよね!
以下の手順で、グリッド線を印刷する方法をご紹介します。
◆ グリッド線の表示方法
※ただし、表示されたグリッド線はそのままでは印刷できません。
印刷プレビューで見ても真っ白、、です😞
👇次の手順で罫線を設定して、印刷可能なグリッド線を作ります。
- ページの最後まで Enterを押して改行します。
- 以下のいずれかの方法で「すべて選択」を実行します。
●「ホーム」タブ ➡「編集」グループ ➡[選択]➡[すべて選択]を🖱クリック
● Ctrl+Aを押すショートカットキー Ctrl+Aの授業です。
- 次の箇所を順に🖱クリックして、「線種とページ罫線と網掛けの設定」ダイアログボックスを表示します。
●「ホーム」タブ ➡「段落」グループ ➡[罫線]の右[∨]➡[線種とページ罫線と網掛けの設定]
- 「罫線」タブで以下の設定を行います。
1⃣[罫線なし]を選択します。(必要に応じてスキップ可)
2⃣ 設定対象を「段落」に設定します。
3⃣ 線の種類、色、太さを好みで設定します。
4⃣ 横線となる3つのボタンを🖱クリックします。
5⃣[OK]を🖱クリックして設定を反映します。
- 作成した便箋に、[背景の削除]コマンド右隣の[修正]、[色]、[アート効果]を使って画像の調整やデザインを加えましょう。
もし思い通りのデザインにならなくても、 Ctrl+Zで簡単に元に戻せます!
気軽にいろいろ試してみてください。
Ctrl+ZとCtrl+Yの使い方の授業です。
• 簡単な操作画面
直感的に使える操作画面が用意されているので、初めての人でもすぐに使いこなせます。
• ステップバイステップガイド
編集の手順をわかりやすく解説してくれるガイドが内蔵されているので、迷わずに操作できます。
「ペイント3D」の『マジック選択』で〝切り抜いた画像〟と〝背景〟を別々に保存!
Windowsに標準搭載されている『ペイント3D』では、「マジック選択」機能を活用することで、背景を削除するだけでなく、切り抜いた画像と背景を別々に保存できます。
今回は、「バーチャル🍎リンゴ狩り」を楽しみながら、この便利な機能を学んでいきましょう!
リンゴの木の画像からリンゴを切り抜いて、「🍎リンゴ」と「🌳木」を個別の画像として保存してみます。
- 画像を用意してペイント3Dで開きます。
1⃣ 保存したリンゴの木の画像を🖱右クリック
2⃣ 表示されたメニュー内の[プログラムから開く]>
3⃣[ペイント3D]を選択
- 一番手前の🍎リンゴを切り抜きたいと思います。
[マジック選択]を🖱クリックします。
- 「○」ハンドルを内側に🖱ドラッグして🍎リンゴに焦点を当てます。
[次へ]を🖱クリックします。
- 自動で判別された切り抜き領域を確認し、不足部分を[切り抜く領域に追加]、不要部分を[切り抜く領域から削除]で調整します。
細かい調整は[+]を押して拡大表示すると便利です。
「背景のオートフィル」に「✓」チェックを入れて[完了]を🖱クリックします。
(※背景のオートフィルについては、次の手順で解説します。)
- 切り抜いた「🍎リンゴ」の画像を🖱ドラッグで移動してみます。
※「背景のオートフィル」の有無で仕上がりが異なります。
- 「🍎リンゴ」の画像を選択した状態で[切り取り](またはCtrl+X)を実行します。
〝コピペ〟ならぬ〝カトペ!?〟Ctrl+Xの授業です。
- 新規作成画面を、いずれかの方法で表示します。
●[メニュー]➡[新規作成]の順に🖱クリック
● Ctrl+Nを押すあっという間にNEW! Ctrl+Nの授業です。
- 「作業内容を保存しますか?」と表示されたら[保存]を選択して、背景の「🌳木」の画像を保存します。
- 新規作成画面に、いずれかの方法で切り抜いた「🍎リンゴ」の画像を貼り付け、必要ならサイズを調整します。
●[・・・](他のオプションを表示ボタン) ➡[貼り付け]の順に🖱クリック
● Ctrl+Vを押すこれぞ基本中の基本!パソコンの定番技
「コピペ」Ctrl+CとCtrl+Vの授業です。
- 「🍎リンゴ」の画像を保存します。
いずれかの方法で保存画面を表示しましょう。●[メニュー]➡[名前を付けて保存]➡[画像]の順に🖱クリック
● Ctrl+Sを押す ➡[画像]を🖱クリック「保存」を〝うっかり〟忘れないために…
Ctrl+Sの授業です。
- 表示された画面では、画像の種類の選択や各種調整ができます。
今回は画像の種類を、写真でよく使用されます「JPEG(画像)」にしました。
[保存]を🖱クリックすると、「名前を付けて保存」ダイアログボックスが表示されます。
保存先を指定して「リンゴ」とファイル名を入力して保存します。
- 画像の保存が完了したら、フォルダーを開いて確認しましょう。
切り抜いた「🍎リンゴ」と、背景の「🌳木」を別々の画像として保存でき「バーチャル🍎リンゴ狩り」大成功です!
まとめ
今回の授業は、「Microsoft Office」を使った背景の削除の方法と、「ペイント3D」のマジック選択機能を活用した画像の切り抜き手順を詳しく解説しました!
今回は、以下の2つの作品を作成しました!
- Microsoft Office共通機能「背景の削除」を使って🌸お花を切り抜き、オリジナルの便箋を作成
- ペイント3D「マジック選択」を使って画像を切り抜き、背景と分けて保存し、「バーチャルリンゴ狩り」を再現
また、各機能を効率的に活用できる便利なショートカットキーもご紹介しましたので、作業のショートカット(近道)としてぜひお役立てください。
「背景の削除」は、Word、Excel、PowerPoint、Outlookのすべてで利用できる共通機能です。
さらに、「ペイント3D」はWindowsに標準搭載されており、手軽に画像編集アプリのような切り抜きが可能です。
どちらのツールも操作が直感的で、便利な機能が満載。
初心者でも短時間で素晴らしい作品を作成できます。
今回の授業で紹介した手順を参考に、ぜひ挑戦してみてください。
きっと新たな創作の楽しさを発見できるはずです!
👇スクリーンショットした画像でも、背景の削除やマジック選択が可能ですよ♪
😄ご受講お疲れさまでした!
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